2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

第5回 <2005年6月15日> ほんとうに大事なことが見えない人物を長く首相にしておくと…

いやあ、1980年代にレーガン米大統領とのあいだに“ロン-ヤスの関係”を築いたといって浮かれていたあの中曽根元首相の意見や考えにいくらかでも同意する日が来ようとは、つい先日まで、考えたことがありませんでした。 6月3日の<朝日新聞>(インター…

第4回 <2005年6月6日> その「は」はすごく変ですよ

南カリフォルニアで放送されている日本語テレビ番組―特にニュース―を見ていて最近とても気になる言葉遣いがあります。 しょっちゅう耳にするわけですから、日本ではたぶん稀な遣い方ではないのでしょう。 たとえば、プロ野球のある試合で好機にホームランを…

第3回 <2005年4月25日> 「“身勝手な”記憶」?

別宮貞徳(べっく さだのり)という名前の人物を知っていますか? もし<その名前はどこかで聞いたこと(見たこと)がある>という人はいくらか英語に興味がある人で、<その人の本を読んだことがある>という人は、かなりの“英語好き”だと思いますが、さて…

第2回 <2005年4月19日> 「猛打賞」?

そうですね、たとえば、<カリフォルニアではフリーウェイを走っている自動車の25パーセント以上が日本製だ>と言われだした一九八〇年代後半以前には、多くのアメリカ人にとって日本はまだ、ただ<極東に位置している>国に過ぎなかったかもしれません。 …

第一回 <2004年11月29日> 「人民の…?」

11月26日の『ロサンジェルス・タイムズ』のスポーツ欄を読んでいるあいだに、たまたま、ちょっと興味深い文に出あいましたので、最初のエッセイはそれに関して書かせていただきます。 その<興味深い文>というのは、 The question: Who has the hardest…